30代のコンプレックス研究所

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天才アスリートの親には共通点がある!!天才は親が作る【書評・前編】

今回紹介させて頂く「天才は親が作る」には子育てのヒントが沢山詰まってます。

特に子供の運動神経を気にされている親御さんには必読の書です。

天才アスリートがどのように「親」によって作られたか紹介致します。

 

子供が生まれてから「運動神経」について非常に興味があり、沢山の本を読みました。

そして見つけました。今回紹介させて頂く本は

 

天才は親が作る

「天才は親が作る」 吉井妙子著 

 

吉井氏が天才アスリートの「親」にスポットライトを当て取材を行い、いかにして天才は天才になったかを描いています。

天才アスリートの親は僕らと変わらない普通の人です。

ただ子育て方法は普通ではありません。ここに子育てのヒントがあります。

 

 

・天才アスリートの親には共通点がある!!

本書では輝かしい偉業を成し遂げた天才アスリートが登場します。

登場アスリートと見出し

  • 松坂大輔「利口な子よりも賢い子に」
  • イチロー「スキンシップが喧嘩の解消剤」
  • 清水宏保「強烈な反骨精神と柔軟な発想」
  • 里谷多英「父の喜ぶ姿がモチベーションに」
  • 丸山茂樹「常識に囚われず、褒めて伸ばす」
  • 杉山愛「本当に必要な時に適切なアドバイス」
  • 加藤陽一「部員全員を毎日特訓した母」
  • 武双山「スパルタと愛情をほどよくブレンド」
  • 井口資仁「親の教育とともに、環境に恵まれた」
  • 川口能活「父の背中から学んだ諦めない心」

本書は発行が2007年と少し古いため、紹介されているアスリート達は現在では引退し指導者になっている方がほとんどですが、輝かしい実績を残したアスリートが登場します。

そのアスリートの「親」に吉井氏が取材し優しい視点で天才の作り方が描かれています。

 天才アスリートの親にはいくつか共通点があります。

共通点を学んで子育てのヒントにしましょう。

・①仕事より子育てを優先している

天才アスリートの親は子供と過ごす時間を何よりも大切にしています。

松坂大輔の父親は仕事を早番にして、毎日夕方から暗くなるまで外で遊ぶことを日課にしてました。

キャッチボール、サッカー、相撲、テニス、釣りなど父と子の時間が濃厚に重ねられていました。

里谷多英の父親も毎日3~4時頃に子供と一緒にスキー場に通ってました。

里谷の父は「家族がご飯を食べられて、みんなで遊ぶお金が稼げれば、それ以上仕事をする必要はない」と語っています。

丸山茂樹の父「子供を育てるのが第一だから、儲かるとか儲からないとかはどうでも良かった」

イチローの父「接待だとうつつを抜かすより、子供と遊んだほうがよっぽど楽しい」

これは天才アスリートの親の明確な共通点です。

全ての親が人生の中心を子供に置いて生活をしています。

 

僕が得た子育て心構え

普通の家庭では松坂父のように毎日子供と外で遊ぶことは難しいかもしれません。

また完全に割り切って仕事をすることも難しいと思います。

僕もブラック目の企業で働いているので、子供との時間は限られています。

でも、休日は外で遊ぶことを心掛ける、早朝に子供と散歩をしてみる、早めに帰宅して絵本を読むなど、子供と深く接する時間を増やすことを意識したいと思います。

・②子供の練習に「親」自ら徹底的に付き合う

 

天才アスリートの親は決して自身が優秀なアスリートであった訳ではありません。

また子供をアスリートにしようと取り組んだ訳ではありません。

子供がやりたいと始めたことに精一杯ただ一緒に付き合っただけです。

 

  • イチローの父は毎日イチロー年間380日バッティングセンターに通った。
  • 清水宏保の父は朝5時半からの早朝練習と夕方下校してからの2時間の練習。
  • 井口資仁の母は毎日ティーバッティングの練習を付き合った。
  • 加藤陽一の母は中学校のコーチを自ら学校に打診した。

すべてのアスリートの親が子供のスポーツに毎日継続して自ら付き合っています。

親が口だけでは無く、体を一緒に動かしていることが共通しています。

 

僕が得た子育て心構え

親が口だけで「練習しろ」「あそこがダメ」など言うと子供はモチベーションが下がってしまいます。

一緒に精一杯汗を流して動くことで言葉に説得力が出るのだと思います。

子供が何かやりたいと思ったときに動ける体をキープする、子供がやりたいといったことを研究して知識を持つなど、取り組む姿勢を親が見せることが大事です。 

・③家庭円満、両親が仲が良い

全てアスリートの家庭円満でのびのびとスポーツに打ち込める環境がありました。

  • 夫婦喧嘩をしたことがない。
  • 家族揃って夕食を取る。
  • 会話が多い
  • 反抗期が無かった。
  • 部屋には家族写真が飾られている。

などの具体的な共通点がありました。

家族全員が子供の取り組むスポーツに熱中し楽しんでいます。

 

僕が得た子育て心構え

①とも重なりますが、父親も家庭中心に生きる。これが全てではないかと思います。

子供だけではなく奥さんにも変わらぬ愛情を注ぐことが大事です。

そしてなるべく家族の話に耳を傾けて会話の多い家庭を作りたいと思います。

・最後に 後半へ

今回は「天才は親が作る」より天才アスリートの親の共通点を紹介させて頂きました。

本書は読み物としても非常に面白く、子供を持つ親なら感情移入できると思います。

特におススメは里谷多英の章です。涙ボッロボロ流しながら読んじゃいました。

非常に子育ての参考になる本だと思いますので、ぜひ一度手に取ってみてください。

 

また本書は続編があります。

 

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続編では

大谷翔平、井上尚弥、萩野公介、白井健三、竹内智香、永井花奈、桐生祥秀、石川佳純、木村沙織、藤波晋太郎、宇佐美貴史

の親達が登場します。次回は続編と併せて、天才アスリートの親から学ぶ子供の運動神経UPの方法

  • 素足裸足教育の効果
  • 幼児期の運動効果
  • 遺伝と運動神経
  • 早期教育
  • 家庭環境、兄弟構成

この辺りを天才アスリートの家庭に当てはめて紹介したいと思います。

 

何か皆様の子育ての参考になれば幸いです。

ではまた!!