30代のコンプレックス研究所

ホルモンを研究しコンプレックスを解消します。

コンプレックス研究所

野村克也【著】社会人必読『そなえ』35歳までに学んでおくべきこと

野村克也著『そなえ』を紹介します。

社会人としてどう生きるべきか、指針となる名著です。

迷ったとき開けば野村氏の言葉が道を示してくれます。

 

 

『そなえ』35歳までに学んでおくべきこと

そなえ

野村氏の訃報に対して、藤川球児選手のコメント

「人間教育をしっかりしていただいた。野球選手である前にいち社会人だという風にすごくいい指導をしていただいたので、今もこうやって野球をやってきましたけど、日常生活からしっかりと、いい社会人になることを心掛けています。それは18歳の時に指導していただいたおかげ。」

本書『そなえ』は35歳までの社会人がいかに生きていくべきかを説いています。

35歳という年齢は社会人としての節目、転換期です。

35歳までに「いかにそなえるか」を野村氏の言葉で語られています。

・技術を磨く前に人間を磨け

私たちが生きていく上で、どんな人間であっても他人からの恩恵を受けています。

つまり人の為になってこそ人間、他人があってこその自分といえます。

人間を磨くとは謙虚さと感謝の心、素直な気持ちを常に持つこと

これらの気持ちを持たずに技術を磨いても進捗することはないと野村氏は常に選手たちに語っていたそうです。

ポイント

謙虚さ、感謝の心、素直な気持ちを磨け

・礼儀は憲法より大事である

「礼にはじまって、礼に終わる」これは人間社会の基本であり、コミュニケーションの原点です。挨拶とは相手に自分の心を「ひらき」、相手に「せまる」ためにある。

礼儀をきちんとわきまえた人間は仕事においても立派な結果を出すものであると野村氏は語っています。

ポイント

「おはようございます」はコミュニケーションの第一歩

・ケチは人格を疑われる

選手(部下)は常に監督(上司)の何気ない言動を見ています。いくら実務能力、技術があったとしても人間性が信頼できなければ部下は付いてきません。

その一例として野村氏はケチは駄目だと語っています。常に部下に見られていると思って行動することが大切です。

ポイント

部下は常に上司の「人間力」を見ている

・未熟者にスランプなし

本当の「スランプ」を知っている人は「スランプ」と簡単に口には出しません。

未熟者ほど「スランプ」とすぐに口に出します。

自分はスランプと言えるほど実績があるか、努力したか、原因を追究したかを自問自答する必要があります。

ポイント

本物の「スランプ」は成長の証し

・もっと女を口説くべし

若い選手は昔に比べて賢くて、真面目、身の丈を知っているのだが、それだけでは本物のプロにはなれない。

女性を口説く際は相手の情報を収集し、分析し、攻略法を講じなくてはならない。

それぐらいどん欲に物事に取り組むことが必要と野村氏は語っています。

ポイント

強い興味を持てば新たな発見がある

・何事も撤せよ

人には適材適所があり、4番バッターばかりではチームとして成り立ちません。

自らの適所を知りそれに撤する。例えそれが脇役、悪役であったとしても撤すれば必ず評価されます。

ポイント

人それぞれ求められる役割は異なる

・欲から入って欲から離れる

欲というのは人間を成長させる原動力になります。

「一本でも多くヒットを打ちたい」「多くの勝ち星をあげたい」とい欲は否定されるものではない。だたその考えに凝り固まっているとチームの和を乱してしまいます。

よい結果を出すためには欲を出発点にして、最後は欲を捨て去る必要があります。

ポイント

欲をコントロールできるのが本物

・『そなえ』のまとめ

野村氏は全体を通して将来に向けていかに「そなえ」るかが語られています。

将来を見据えてしっかりと毎日を過ごすことが肝心だと説いています。

今回紹介した言葉以外にも数々の名言が本書にはあります。

野村克也氏の言葉がとても胸に刺さります。

 

皆様の人生のちょっとしたお役に立てれば幸いです。

ではまた!!